技術と用語解説

棟内光配線方式

マンション内光ファイバーシステム

一般的に通信キャリアの光アクセスラインはマンションのMDF室に引き込まれます。
マンション内の光ファイバーシステムは、MDF室と個々の住戸を結ぶ光ファイバー配線です。
配線形態として、シングルスターとダブルスターが想定されます。

スター配線とダブルスター配線

シングルスター配線は、MDF室から各住戸まで戸別に光ファイバーを直接配線する方式です。

ダブルスター配線は、階毎に各住戸からの光ファイバーをフロアハブなどで集約し、各階のフロアハブからMDF室まで光ファイバーを配線する方式です。
シングルスターは配線の途中に機器が入らないため、両端の機器によりインターネット信号だけではなく種々の信号をのせることができ、利用自由度が高い方式といえます。

ダブルスターは途中に挿入されるフロアハブなどの機器により運ぶことができる信号方式が限定されてしまいます。

既設マンションの光ファイバー配線

既設マンションでは、共用部に全戸に光ファイバーを容易に配線できる設備やスペースがないことが多いと想定されます。具体的には、光ファイバーを敷設できる空き配管設備などが備わっているマンションは多くありません。このため、個人でFTTHサービスの利用を希望していてもあきらめざるを得ない、ということが頻繁にあります。
一方、光ファイバーは細径ですから、多芯の光ファイバーケーブルであっても大変細くしかも柔軟にできていますので、共用部のわずかな空きスペースを利用して多数の光ファイバーを敷設することは可能です。しかし光ファイバーは小さな曲率半径に曲げてしまうと光信号が外部に漏れてしまい、ロスが非常に大きくなってしまうという問題点がありました。

近年、小さな曲率半径で曲げても光ロスが発生しない「曲げに強い光ファイバー」が開発され、FTTHの個人利用をあきらめていた既設のマンションであっても全住戸までの光ファイバー配線システムを導入することが可能となっています。

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